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歯のオアシス~PARTⅠ~  乳歯はママが作ります

初めて妊娠に気付き、産婦人科にかかる妊娠七週目、赤ちゃんがわずか2センチぐらいのころに、もう乳歯の芽はでき始めています。

十週目には、乳歯が固くなり始めます。このころはビタミンA(豚肉、ホンレンソウ、ニンジンなど)の取りすぎには注意しましょう。つわりが始まるころですが、つわりでつらい時には食べたいものを食べ、十分に水分を取りましょう。食物繊維を十分に取り、カフェインやアルコールは控えめにしてください。

三、四ヶ月ころには永久歯ができ始めます。カロリーの取りすぎに注意し、塩分は控えめにしてカルシウム、タンパク質(牛乳、ひじき、納豆、木綿豆腐、卵など)、ビタミンC(ミカン、レモン、キュウリなど)、鉄分(ホウレンソウなど)のほか、ビタミンDをしっかり取りましょう。

十ヶ月ころには、永久歯が固くなり始めます。塩分や糖分は控えめにし、赤ちゃんのために偏りのない食生活を送りましょう。

妊娠しても歯の治療は大丈夫ですが、必ずかかりつけ歯科医にご相談ください。歯を抜くのも局所麻酔ですから、お母さんやおなかの赤ちゃんに影響ありません。エックス線もわずかな量で、狭い範囲にしか使いませんから心配ありません。鉛のエプロンを使えば、より安心です。

お母さんの歯からカルシウムが取られることはありません。歯が悪くなりやすいのは、食生活が乱れたり、歯磨きがしづらいなど、生活習慣の変化が大きな原因です。つわりで歯磨きができない時は、顔を下向きにしたり、歯磨き剤は少なめにしましょう。体調の悪い時には無理をしないでね。

                               2008.4.10 中日新聞三重版掲載