乳幼児歯科健診のご案内

この健診には、1歳半健診と3歳児健診があり、子どものために市町村が用意してくれているプログラムですので、ぜひお子さんのために参加してください。また、その折りに、同じ子どもを持っているお母さん同士の横のつながりをつくることと、育児に関しての情報交換を積極的にすることによって、より良い育児ができていくと思われます。

◆1歳半の歯の健診

子どもが1歳半になると、乳歯も8本から10本生えてきているのが普通ですが、ちょうどこの時期に、保健所で歯科医による子どもの歯の健診を受けることができます。これは、母子保健法という法律で1歳6カ月児健康診査が定められていて、これに伴うものです。

その趣旨は、「運動機能、視聴覚障害、精神発達の遅滞などの障害をもった児童を早期に発見し、適切な指導を行い、心身障害の進行を未然に防止する。生活習慣の自立、むし歯の予防、幼児の栄養、その他育児に関する指導を行う」ことにあります。この健康診査は市町村が行います。

1歳6力月児歯科健診の目的は、むし歯(う触)があるかないかも検査しますが、それより大切なこれからむし歯が起こるかどうかを判定して、むし歯を起こしやすい子どもの保護者には注意を促し、日常生活、特にその食生活について適切な指導を行うことにあります。これによって、将来のむし歯の発生を未然に予防することができるからです。もちろん、このときまでに何か異常に気づいた場合には、歯科医に相談してください。

◆3歳児の歯の健診

子どもが3歳になると、このときまでに通常は20本すべての乳歯が生え終わっています。ちょうどこのときも前述の1歳半健診と同様に、歯の検査を受けることが定められています。

その趣旨は、「幼児期において、身体発育及び精神発達の面から最も重要な時期である3歳児に対し、医師、歯科医師による総合的健康診査を実施し、児童の健全な育成のための指導及び措置を行うものである」となっています。この健診も市町村が実施主体になっています。

内容は、歯ブラシ習慣等に関する一般的事項の検査、むし歯、不正咬合、口腔軟組織の疾患、その他の歯と□腔の疾病異常の検査となっています。検査の結果にしたがって、次の点についての歯科保健指導を行うことになっています。

1 歯とロをきれいに保つ習慣を確実に身につけさせる。
2 保護者が幼児のロの中の状態をたえず注意する習慣をつくる。
3 栄養について異体的な注意を払うよう指導する。
4 間食を与える場合には、適切に与えるように指導する。
5 定期的に歯科医の健診および指導を受ける習慣をつけるように指導する。