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第十三回三重県歯科保健大会が今月十一月十六日、志摩市阿児アリーナで開催されます。
この大会は県内の八十歳以上で二十本以上の歯を持っている健康な高齢者、虫歯予防などで活動された方や団体などの表彰を行ってきました。第十回大会からは「幸せはぐくむ健康家族」というメーンテーマを掲げ、それまで別な機会に表彰を行っていた「よい歯の母子」「よい歯の児童」「歯・口の健康に関する図画ポスターコンクール」の優秀者の表彰を加えて行っています。
八十歳で二十本の歯を残そうという八○二○(ハチマルニイマル)運動を達成するためには、赤ちゃんから高齢者までそれぞれのライフステージにおける人々が「お口の健康」について興味を持ってもらい、歯を大事にするには全身の健康を維持することが重要であることを認識していただくことです。
三重県民の「お口の健康度」は、例えば十二歳児の「一人あたりの虫歯の本数」は二・一二本。全国平均は一・六三本で、全国トップクラスの新潟県や広島県は○・九本くらいです。三重県の八○二○達成者は10・5%。全国平均は20%を超えています。三重県民のお口の中は、全国平均よりもやや悪い状態です。
ある調査では、自分の歯が二十本以上の方は九割以上が介助なしで外出でき、自分の歯でかめる人は寝たきりになりにくいことが分かっています。私たち歯科医師は県民の全身の健康と豊かな老後を実現するため、地域における虫歯予防、歯周病予防、高齢者の口腔機能向上などの活動に取り組んでいます。
この大会を全身の健康を支える「お口の健康」について、家族みんなで考える機会にしてほしいと思います。 |
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