歯科医院や保健所などで行われるフッ化物歯面塗布は、わが国のフッ化物応用では比較的早くから普及してきたものです。 歯面塗布は、時期や回数を含め、方法によって虫歯予防効果が大きく変わるといわれています。乳歯、永久歯ともに、生えて間もない歯に行うのが有効です。生えた直後の歯の表面は未熟なので、虫歯になりやすい半面、フッ化物が取り込まれやすいからです。 永久歯がはえ揃ってから、エナメル質が成熟するまでの期間を考えると、一五歳ぐらいまで年二回以上のフッ化物歯面塗布を続けると良いでしょう。